E・N・M・A~えんま~


ワタシの唇と、彼の唇が『接触』していたーー。




どれだけそうしていただろう。


ほんの数秒にも思えるし、数十分(!!)もの長い間の事だったようにも思えた。



心臓の音は、マックスを迎えていた。

医者が聴診器を当てたら、ただちに『心筋梗塞ですよ』とかなんとか病名をつけて入院させられてしまうに違いない。



< 37 / 377 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop