E・N・M・A~えんま~


そう聞くと、燃えるような瞳が暗く陰った。



「……我が名は………だ」



「なに?聞こえないよ…」


「…我が名を明かす事は出来ない。


……お前自信がたどり着く以外ないのだ。」



空間に揺れる青白い炎の群れがまたたいた。



彼の心の動きを反映するかのようにーー。



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