E・N・M・A~えんま~


少女は、涙目で睨み付けると踵を返して駆け出して行った。鳥居をくぐり抜け一目散に階段を上がっていく様は、初々しく愛らしい。



そうかーー。
だから我が見えたのだな。


少女が神に仕える『巫女』だからーー。







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