バレンタインの奇跡 短編
ブーブーブー
と電話の着信が来た
多分希世葉が
「遅れちゃってごめんね!
もうすぐ着くよ!!」
と言う電話だと思ったが携帯に表示されていた名前は希世葉の母親からだ
「もしもし
どうかされたんですか?」
と俺が電話をでると
「夜那君!?
希世葉が!!希世葉が…………」
はっ?
俺は口には出さなかったが一瞬自分の耳を疑った
「わかりました…すぐに向かいます」
やっとこそ出た言葉はそれだけだった
電話を切り、
希世葉の母親が言った言葉を冷静に思い出してみる
「希世葉が事故なあったの!
車に跳ねられて…!早く○○○病院に来てくれる!?」
そう
希世葉の母親はこういったのだった
ここからあの病院には徒歩で30分もかからないが俺は急いでタクシーを捕まえ混乱した頭のまま病院にと急いだ
病院につく間俺は混乱した頭でただただ祈った
希世葉が、無事でありますようにーーと