ダントツ!!16番人気の翔馬くん 2ndステージ
そう…


これがあたしと翔馬くんの昼休みの過ごし方。


そりゃ、付き合う前から比べたらちょっとは進歩したと思うよ。


隣にいても逃げて行かなくなったし…


でも…


『ん?テレビ欄?それとも芸能…』


『…って、そうじゃなくて。』


『はぁ?』


あたしは四つん這いのまま翔馬くんに近寄ると、ずいっと顔を近づけた。


そして翔馬くんの、少し薄めの唇を見つめながら、ぷうっと頬を膨らませた。

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