ダントツ！！１６番人気の翔馬くん 2ndｽﾃｰｼﾞ

先生のバカ…


あたしはあの日の、あの時の光景を思い出しながら右拳をぐっと握りしめた。


先生の奴…


翔馬くんにはあたしっていう立派な彼女がいるって知っていながら翔馬くん押し倒して…あろうことか、キスまで…


うぅ～！！


しかもあまりのショックで帰ろうとする翔馬くん引き止めて…、抱きしめて…、“好き”って言ってもらえたなんて…


くぅ～！！


なんて羨ましい…っじゃなくって、


ほんっと、ムカつくっ！！


あたしはフンっと鼻で息をした。