ダントツ!!16番人気の翔馬くん 2ndステージ
ドキっ!!


翔馬くん…


『そんなこと…いまさら聞かないで…。』


あたしは四つん這いのまま小さく呟くと、カッと熱くなった頬を隠すことなく目だけを伏せた。


すると、あたしの頬を一撫でして顎をクイっと持ち上げた翔馬くんは、ニコっと小さく微笑んだ。


ドキンっ!!


瞬間、あたしの心臓が大きく高鳴った。


『翔馬く~ん!!』


そして…


『うわっ!!』


ただ抱きつくだけのつもりだったのに…


あたしは勢い余って翔馬くんを押し倒してしまったのです…。

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