ダントツ!!16番人気の翔馬くん 2ndステージ
あ~あ、またやっちまった…


俺は開いたままのケータイを目の前に掲げるとガクっと肩を落とした。


そしてディスプレイを見つめながら、はぁっと大きなため息をついた。


さくら…


もう、一緒に寝てくれないかも…って、


あぁ~!!


俺は片手でガシガシと頭を掻いた。



それだけは絶対に嫌だ~


マジ勘弁して…


ブーブーブー…


って、ん?


突然の振動に、俺はケータイへと目を向けた。


メール?


そしてボタンを押し、その文面を見た瞬間、大きく目を見開いた。

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