悪魔な彼が愛を囁くとき
名前呼んじゃったよ。
明日からどんな顔をしていればいいの?
やばい、どうしよう…
ドキドキが止まらないよ。
もう、どうしてドキドキしてるのよ。
店長なんて好きじゃないのに…
おかしいでしょう⁈
あーもう、こう言う時は寝るにかぎる。
着ている服を脱ぎ捨て下着姿に…
そして、後ろで束ねてある長い髪を解きお風呂場へ向かう。
温かいシャワーを浴び化粧も落としスッキリしてから気がついた。
あっ…
晩ご飯…
デザートも買うの忘れた。
あーもう…
バスタオルでゴシゴシと髪を拭き取り、体にバスタオルを巻いて冷蔵庫を開ける。
飲食店に勤めていながら、ほとんど料理ができないから冷蔵庫の中身はたいしたものがない。
水の入ったペットボトルのキャップを開けて、腰に手を当て水をゴクゴクと勢いよく飲んだ。
フーッ
ひと息つき、冷蔵庫からピーピーとなる
音を無視して食べれるものがないか探してみるも、あるのはゼリー飲料水。
これでいっか…
冷蔵庫を閉めてゼリー飲料水を口にくわえながら鞄から携帯を漁る。
画面を見ても、公式アカウントからのメッセージぐらいのもので寂しい限りだ。