悪魔な彼が愛を囁くとき
やっぱり連絡ないか…
来ないとわかっていても、もしかしたらって……
バカだなぁ…
もう、やめやめ…落ち込んでも仕方ない。どうにもならないもん…
昨日から色々あり過ぎた。
失恋したと思ったら思ってもいない人から告白されて…キャパオーバーだ。
飲み終わったゼリー飲料水をゴミ箱に捨て化粧水を顔にはたく。
さあ…寝よ。
寝てしまおう。
寝て現実逃避だ。
髪を乾かしベッドの上にあるルームウェアを着てから電気を消して布団に潜り込んだ。
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翌日
目が覚めて職場に行きたくないと初めて思ってた。
準備をしながら考え始める。
どんな顔をして行けばいいのよ。
(別に振られたわけでもないんだから、いつもどおりの自分でいればいいじゃない)
顔を見ない方法は?
(同じ職場なんだからあるわけないじゃん)
会話しなくて済む方法は?
(それは無理でしょう⁈あっ、近寄らなければいいんじゃないの)
そうよ。
今日乗り切れば明日は定休日…
なんとかなるでしょう。
安易な答えが出ていざ出勤してみれば、
店長がいつもの上下ブラックな格好をして既に待ち構えていた。
朝からなんなんだ?