最果てでもお約束。
「佐野君、みんなここに?」
一室の人間がここに集中しているのなら、たかが2・3人の抵抗勢力なぞあっという間に片付く。アキラの様子も気になるし、出来れば早くここを立ち去りたかった。
「いや、3名1チームで町中にバラけてる。連絡が取り合えないから不便だけれどな」
と言って佐野君はいきなり車越しにマンションに向けてウージーを乱射した。
ガララッララララララッラ。
「一言言って・・・」
こちらもフル装備で、ちゃんと耳当てをしているのならまだしも何も装備していない耳では音だけで体が麻痺してしまう。
「くそっ!また外した!こいつはもう当たらないな」
そう言いながらも残弾のなくなったマガジンを排出して新しいマガジンを壊れかけのウージーに挿入する。
「佐野君、頼むから発砲の前には一言・・・」
言い終わるより早くまた発砲。轟音が指の先まで痺れさせる。
「クソッ!クソ荒谷!仕事しやがれクソがっ!モサド野郎の頭が見えてるだろうがクソっ!」
壊れかけだったウージーをその場に投げ捨て、背中に背負っていたM16ライフルを構え、セーフティを解除。
様子がおかしい。佐野君はどちらかと言うとトラブルになればなるほど冷静になっていくタイプだったと思う。その彼の眼つきが・・・どことなく彼を思い出させる。
一室の人間がここに集中しているのなら、たかが2・3人の抵抗勢力なぞあっという間に片付く。アキラの様子も気になるし、出来れば早くここを立ち去りたかった。
「いや、3名1チームで町中にバラけてる。連絡が取り合えないから不便だけれどな」
と言って佐野君はいきなり車越しにマンションに向けてウージーを乱射した。
ガララッララララララッラ。
「一言言って・・・」
こちらもフル装備で、ちゃんと耳当てをしているのならまだしも何も装備していない耳では音だけで体が麻痺してしまう。
「くそっ!また外した!こいつはもう当たらないな」
そう言いながらも残弾のなくなったマガジンを排出して新しいマガジンを壊れかけのウージーに挿入する。
「佐野君、頼むから発砲の前には一言・・・」
言い終わるより早くまた発砲。轟音が指の先まで痺れさせる。
「クソッ!クソ荒谷!仕事しやがれクソがっ!モサド野郎の頭が見えてるだろうがクソっ!」
壊れかけだったウージーをその場に投げ捨て、背中に背負っていたM16ライフルを構え、セーフティを解除。
様子がおかしい。佐野君はどちらかと言うとトラブルになればなるほど冷静になっていくタイプだったと思う。その彼の眼つきが・・・どことなく彼を思い出させる。