傍にいさせて。
「はい、動いていいよ!」

先生の合図で、みんなが一斉に動き出した。


けれど、人見知りで恥ずかしがり屋なあたしは動くことができず、

1人、立ち尽くしてた。


そんな時、あなたがあたしのところに来てくれた。


不安でいっぱいな気持ちだったあたしにとって、

それは、曇り空に一筋の光が差し込んだみたいに嬉しかった。


あなたは、

「はい、これ、書いてくれる?」

そう言って無邪気な笑顔を向けてくれた。


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