現場系男子にご用心!?
「おはよう、真壁さん。一昨日はありがとう」
「おはようございます。大丈夫でしたか?あの後」
「うん、少し遅くなったけど、大きなトラブルに発展せずにすんだよ」
まあ見事な爽やかスマイルであることよ。
工場内の人達は、私達が話をしているのを遠巻きに見ながら、やっぱりニヤニヤしていた。
「そう言えば、ここに来て東雲さんに言われたけど、俺達付き合ってるって事になってるんだって?」
「ああ、それ何回違うって言っても聞かなくて。残念ながらこの工場全体にそう知れ渡っちゃってます」
「そうなの!?・・・そりゃあまたいい事聞いた」
「なんですか、それ。からかわれる身にもなって下さいよ。疲れるったらありゃしない」
「じゃあ、もうこの際だから付き合っちゃえばいいじゃん。そうすれば気にしなくてすむよ?」
「・・・付き合ってなくても気にしない事にしたんで、別にいいです」
つれないなぁなんて言っている岡田さんをよそに、私は軽く礼をすると持ち場へと向かった。
機械の立ち上げをしながらも、顔はずっと赤いままだった。
それを見られたくなくて、早々に岡田さんから離れたのだ。
けれど、どうしても岡田さんが気になってしまう。
作業中も部品の研磨がひとつ終わるたびに、岡田さんを目で探してしまう。
もうなんなの・・・。
変な私。
その不思議な行動は、その日一日ずっと続いた。
「おはようございます。大丈夫でしたか?あの後」
「うん、少し遅くなったけど、大きなトラブルに発展せずにすんだよ」
まあ見事な爽やかスマイルであることよ。
工場内の人達は、私達が話をしているのを遠巻きに見ながら、やっぱりニヤニヤしていた。
「そう言えば、ここに来て東雲さんに言われたけど、俺達付き合ってるって事になってるんだって?」
「ああ、それ何回違うって言っても聞かなくて。残念ながらこの工場全体にそう知れ渡っちゃってます」
「そうなの!?・・・そりゃあまたいい事聞いた」
「なんですか、それ。からかわれる身にもなって下さいよ。疲れるったらありゃしない」
「じゃあ、もうこの際だから付き合っちゃえばいいじゃん。そうすれば気にしなくてすむよ?」
「・・・付き合ってなくても気にしない事にしたんで、別にいいです」
つれないなぁなんて言っている岡田さんをよそに、私は軽く礼をすると持ち場へと向かった。
機械の立ち上げをしながらも、顔はずっと赤いままだった。
それを見られたくなくて、早々に岡田さんから離れたのだ。
けれど、どうしても岡田さんが気になってしまう。
作業中も部品の研磨がひとつ終わるたびに、岡田さんを目で探してしまう。
もうなんなの・・・。
変な私。
その不思議な行動は、その日一日ずっと続いた。