現場系男子にご用心!?
「でも結婚は二人だけの事じゃなく、お互いの家の繋がりでもあるから、それぞれ問題があるようなら考えた方がいいけど・・・。あちらのご両親には会った?」
「い、いえ、それはまだ・・・」
「そう。じゃあ会ってみてからね。でも岡田さんあれだけいい人だし、ご両親も問題なさそうだけど。そんなに気にする必要もないんじゃない?岡田さんとなら。何がそんなに不安?」
「そりゃあ、今まで仕事ばかりで家の事何にもしてこなかった人間ですから、ちゃんとできるのか、とか・・・。でも一番はとにかく結婚を急いでいるような感じで。どうしてそんなに急ぐのか、何か理由があるみたいで」
それを岡田さんは言わない。
だから余計不安になる。
「うーん・・・、何だろうね。それを岡田さんは何も言わないの?」
「逸らされるんです。ハッキリしないというか・・・」
「そう・・・」
秋元さんはそう言ったきり、何か考えるように箸を口元に付けたまま動かない。
何か思い当たる節でもあるのだろうか。
「もしかしたら、あのことかな・・・」
「・・・あのこと?」
「KIZUKIは海外向けの車用にタイにも工場があるのよ。どうやらそこに何人か技術指導で行っているみたいなんだけど、もしかしたら岡田さん、その話があるのかもしれない」
「い、いえ、それはまだ・・・」
「そう。じゃあ会ってみてからね。でも岡田さんあれだけいい人だし、ご両親も問題なさそうだけど。そんなに気にする必要もないんじゃない?岡田さんとなら。何がそんなに不安?」
「そりゃあ、今まで仕事ばかりで家の事何にもしてこなかった人間ですから、ちゃんとできるのか、とか・・・。でも一番はとにかく結婚を急いでいるような感じで。どうしてそんなに急ぐのか、何か理由があるみたいで」
それを岡田さんは言わない。
だから余計不安になる。
「うーん・・・、何だろうね。それを岡田さんは何も言わないの?」
「逸らされるんです。ハッキリしないというか・・・」
「そう・・・」
秋元さんはそう言ったきり、何か考えるように箸を口元に付けたまま動かない。
何か思い当たる節でもあるのだろうか。
「もしかしたら、あのことかな・・・」
「・・・あのこと?」
「KIZUKIは海外向けの車用にタイにも工場があるのよ。どうやらそこに何人か技術指導で行っているみたいなんだけど、もしかしたら岡田さん、その話があるのかもしれない」