riality

絶望














朝、浩也が帰ってきた




きっとだれかとセックスしたんだろう





「ねえ、産んでも良いかな...」



「むり」





「おねがいします」








浩也は今まで見たことのない


冷たい声と目で私をあしらう





一言一言胸が痛くなる



初めての感覚だった


心臓が今にもえぐりとられそうに


ずきずきずきずき痛む




「ひろや、約束したじゃん」




「だけどお前のせい自業自得」
















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