riality
私は三角すわりをして俯いていた
「由愛さん...」
「い...いじまくん??」
顔を上げた私の目の前には
飯島君の姿があった
私の家も知らないのに
どうしてだろう
「これ履き」
わたしにスリッパを差し出した
なぜか関西弁だった
「ありがとうございます」
「何で俺ここにおるん?とか思ったやろ」
「はい、まあその前になぜ
関西弁なのでしょうか」
「ああ、俺関西やねん。
でも仕事で電話すること多いやろ?
関西弁やったら怖がられるねん」
「なるほど」
「んでここに俺がおった理由は
由愛さんが丁度、あーゆうこと
されてるの目撃してもうたから
ほっとかれへんかってん」
と。飯島君は頬を赤らめた