riality











時計を見ると朝の6時だった




まだ浩也は家を出ていない時間







「おじゃましました」




わたしは飯島君の部屋から出た






そして浩也の車の近くで待っていた








本当に罪なことをしている




きっと浩也は何も知らず



わたしが惨めに

泣いていることを想像しているだろう









パタパタと足音が近づいてきた








「由愛」





浩也が立っていた























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