riality












きっとわたしが一番弱っているときに


飯島君に出会ってしまったのだ





矢沢先輩に何言われても


どれだけ尽くしてもらっても



見向きもしなかった




あの日


飯島君じゃなくて


矢沢先輩がきてくれていたなら




きっと相手は


矢沢先輩だったかもしれない





そう思うと本当に悲しくなる





結局飯島君はわたしが弄んでいるだけ





捨てられない





人間のよくはこんなにも恐ろしい





手に入れてしまうとなかなか手放せなくなる




もったいないと感じてしまう





心理だこれが










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