ドラマチックSボーイ






「……その言葉、忘れんなよ?

そう簡単に叶えさせねえから。」



「それは逆に有難いですね。

私の夢は『蓮見さんより有名になって』共演することですから。」




ライバル心むき出しにして微笑むマイの私に、

静くんはひるむことなく微笑み返す。



今目の前にいるのは、

幼なじみの『滝沢静』じゃなく、



ライバルの俳優『蓮見静』





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