ドラマチックSボーイ
「どうしたの舞ちゃん!大丈夫!?」
「姉貴心配するな。
舞、お前の頭はサルよりわるい…」
「ストップ!!!静くん、
あ、あ、『姉貴』って…」
もしかして、今目の前にいる美人・鈴サンは…
「あ、紹介まだだったわね。
初めまして、静の姉の滝沢鈴デス☆
そしてこれからマイちゃんのマネージャーを担当させて頂きます♪
よろしくね?」
パチン、とウインクをした鈴さんは私に握手を求める。
「マッ、マネージャー…?!
静くんのお姉さんが…?」
まだ全てを理解できない私は恐る恐る握り返す。
どこかで見たことのある顔かと思えば、
静くんにソックリだった。
静くんが女装したら瓜二つ…。