ドラマチックSボーイ




「ほら、行くぞ。」


何事もなかったかのように静くんは足を進める。


「ちょ、ちょっと待ってよ!」


私は追いかけながら静くんに問う。



「さっきのあの態度…酷くない…?」


「なにが?俺はマイを紹介しただけだけど。」


「…気づいてるでしょ?まのかちゃんが静くんのコト…、…っ!」



ダン!!


一番肝心なところを言えずに、突然肩に衝撃が走る。


壁に肩を押し付けられ身動きを封じられた。




「俺が好きなのは舞だ。」


「……っ!!」




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