ドラマチックSボーイ
うそ……
「まのか、ちゃん…?」
「あれ、また会ったね!」
さも偶然とも言えるわざとらしい発言に鈴さんは眉をしかめる。
「化粧品のCM、よろしくね!」
「…どうして、対決なんか…?」
「んー…なんかおもしろそうだから♪」
ニッコリと微笑んだ彼女は、可愛くもどこか恐ろしい感じがした。
「…ま、これであなたの化けの皮が剥がれるのも時間の問題ね。」
鈴さんが遠まわしに『マイが勝つ』と宣戦布告をした。
「え?どおいうことですか?お姉さま。」
「!!」