ドラマチックSボーイ
1*シズカパワー
シズカちゃんに逢える…
約束の日曜日までの間、
私の頭の中はそれだけでいっぱいだった。
普段からあまり聞いていない授業も、
あれから全く聞いていなかった。
大体…なぜ私はそこまでシズカちゃんばかり考えてしまうの?
家が隣だったから?
仲が良かったから?
…初恋の相手だったから?
うわっ…そしたら私女の子好きみたいじゃん!
「違う違う!」と自分に言い聞かせながら頭を大きく振った。
「なにやってんだ上原。」
…授業中に。