ドラマチックSボーイ







「…………」



気がつくと、楽屋のソファに寝かされていた。



何が起きたのかすぐに理解できなくて、
しばらく真白な天井を色のない目で見つめていた。




私…全然撮影に集中してなかった。



静くんばっか見て、


勝手に涙なんか出ちゃって。




数分前の出来事を思い出しても大きな溜息しか出なかった。





「ひでー顔。」


「!!!」




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