ドラマチックSボーイ
3*決意、夢に向かって
静side
『ありがと…!』
そう真っ赤になって呟いた舞の顔は、
俺しか見れない、
俺だけのモノだと思うと、
たまらず舞の唇に自分のを重ねた。
「ったく…玄関前でチューとか…週刊誌に気をつけなさいよー?」
鈴は呆れながら車に鍵をかけた。
「俺は別にいつバレても構わねえよ。」
「……『滝沢静は』、でしょ?」
「……まあな。」
今回のことでマイはまだちゃんとしたデビューを飾っていない。
そんな大切な時に報道されて変なイメージをつけられたら大変だ。