ドラマチックSボーイ
3*鈍感だよね
ドンドン!!
衝撃の事実と再会から一夜明け、
私の朝は凄まじい音から始まる。
「舞っ!起きなさい!!」
ドアを叩きながらママが叫ぶ。
「ん~~っ!」
重い瞼を少し持ち上げて
傍にある目覚まし時計に目を移す。
…まだ7時半じゃん…。
いつも起きる時間よりも早いことを確認し、
再び夢の中へ向かおうとする。
「…ったく…ごめんね静くん。」
ドア越しから聞こえるママの声は
暗闇の世界にいる私には聞こえない。