君の消えた青空にも、いつかきっと銀の雨
◯月◯日 ◯曜日 雨
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今日、凱斗先輩に告白した。
『友だちでいよう』って言われた。
あたしの気持ち、困るって言われた。
さっきから、部屋のドアをノックする音が聞こえる。
『濡れたままだと風邪ひくから、タオル使って』って声が聞こえる。
……でも、そんなことどうでもいい。
タオルも、新しいお母さんのことも、もうどうでもいい。
凱斗先輩は、向坂先輩のことが好