星の砂 **海と空の秘密**
海斗は私の頭を抱きしめながら言った。
「ここみ。俺、お前のこと1秒1秒好きになってく。すげー好き。」
「私も大好きだよ、海斗のこと。」
今度は、私から海斗にキスをした。
そして、また海斗に抱きついた。
「ここみ、疲れたよな。明日もあるし、寝るか。」
「うん……。」
「どした?」
海斗は、私の変化をすぐに読み取る。
心配そうな顔で、私の顔を覗きこんだ。
私は更に海斗の胸に顔をうずめて言った。
「一緒に寝たいの。 だめ?」
海斗は私のその言葉を聞くと、ははっと笑った。
「それ、反則だから。かわいすぎ!」
海斗はそう言って、私を軽々とお姫様だっこして、ベッドへ運んだ。
そして、私の唇に優しく口付ける。
思わず照れ隠しのためにかぶった布団からは、海と海斗の匂いがした。
海斗はその布団を剥ぎ取り、激しいキスを繰り返す。
「んっ……」
次第にキスは深くなり、互いの頭を捉え合って、舌と舌とを絡め合った。
腰が抜けるような、ディープキスだった。
舌が絡まるたびに、脳の奥が痺れるような快感が私を包んだ。