星の砂 **海と空の秘密**
「ここみを…抱きたい。」
海斗はそう言って、私の耳元で囁いた。
体の力が抜けてしまうような、海斗の吐息。
「うん。嬉しい……」
私は、そう言ってゆっくりと頷いた。
私は海斗に服を脱がされ、あっという間に裸にされてしまった。
耳にキスをされるだけで、甘い声が出る。
ベッドが軋む。
胸の膨らみに触れられると、ビクンと体が反応した。
海斗の指の動きに、私は体をくねらせる。
海斗が入ってくる頃にはもう、体に力が入らなくなっていた。
「かわいい……ここみ……」
海斗の抱き方は、とても優しく、そしてかっこよかった。
年下なのに、男らしく、大人だった。
私たちは、1ミリの隙間もなくぴったりとくっつき合った。
肌を重ねることが、こんなにも気持ちがいいなんて知らなかった。
互いの名前を、何度も呼び合った。
何度も好きだと言い、何度も好きだと言われた。
「か……いと………大好き……」
そして、わたしと海斗はひとつになった。