星の砂 **海と空の秘密**
「分かったよ。」
海斗も諦めたのか、またご飯を食べ始めた。
まあ、空くんと一緒に二段ベッドだったら、ドキドキして眠れなさそうだしな。
コイツとだったら、まだぐっすり眠れそう。
そして、晩御飯を終え、もう遅かったので、すぐに寝室へ向かった。
「すいません」
海斗が話しかけてきた。
「何? ていうか、敬語やめて。」
まったく。
こういうときだけ敬語遣うんだから。
「一応先輩ですし。」
何のだよ。
「いいから。敬語嫌い。」
「敬語なっちゃう癖なんすよ。」
「その癖直して!ねっ?」
私は、海斗に癒しの笑顔を向けた。
気持ち悪がっているように見えるのは、気のせいだろうか。
「無理っす。」
「じゃあ、先輩からの命令で。」
「俺、命令とかされるよりする方が好きなんで。」
ここでそんなS発言するか!?
私は驚いて海斗を見た。