Angel Love〜愛は天使からの贈り物〜
誰もいない屋上。
沈黙の時間が続いた。

「…何?」

その沈黙を破って口を開く私。

「お前さぁ、最近元気ねぇーぢゃん。」

「はぁ?ドコ見てそんな事言ってんの?見ての通り元気なんですけど☆」

私は満面の笑みで答える。それを見た勝也は小ばかにしたようにクスッっと笑う。
「何よ?(T_T)」

「…お前笑ってねぇよ…無理矢理元気なふりしやがって…心から笑ってないんだよ…」

勝也はずぅーっと私の様子を見ていた。私がわざと元気を装い、辛くない顔をしていても、勝也にはわかってしまっていた。
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