Angel Love〜愛は天使からの贈り物〜

◆手遅れ

日本に帰ってきてから、私はずーっと勝也に言われた言葉が頭から離れなかった。

『…幸せになれよ…』

…なれるわけないじゃん…勝也なしで幸せなんか…ナイに等しいょ…

「瞳…?」

飛鳥が心配して声をかけてきた。

「勝也君…寄り戻したって…」

自業自得だった。
けど、涙が止まらない…

そして、心配してくれた飛鳥は家まで送ってくれると言う。
今の私には、飛鳥の優しさが支えだった。
< 137 / 211 >

この作品をシェア

pagetop