Angel Love〜愛は天使からの贈り物〜
その時思った。
私はもぅ誰も傷付けたくない…ここで勝也と戻れてたとしても、和樹を傷付ける…だから、今は和樹に尽くそう…勝也に尽くせなかった分…

私は家に帰り、パリ研修で一週間逢えなかった和樹に連絡をした。

「和樹、『今から逢いに行く〜!!!』なんて言ってくるんだろぉーなぁ(^^)」

コール音が鳴り響く。

『はい?』

「あっ!和樹☆無事帰って来たょ(^^)」

『あぁ。昨日だっけ?
なんもなくて良かったな。』

「えっ…なんか冷たくない?」

私はひそかに嫌な気配がしていた。
和樹の声が過去の嫌な経験を甦らせた。
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