未來
「あの教室…」

「まあとりあえず
自己紹介行っとくね!!」

あの・・・・・・・
貴方のこと興味ないから。
教室だけ…

「俺のなまえははるき!!
太陽の陽に輝くと書いて陽輝。
死んだばあちゃんが
つけた名前だから
結構気に入ってるんだ。」

はるき…
へぇぇぇぇ。
うん。分かった。
貴方のことは良く分かった。
ただ私は教室が知りたいのね?

「んで…俺はモテモテの
スクールライフを楽しもうと想い
この晴嵐学院に来た訳。
でも全くもてない悲しい男の子★」

可哀想に…

「そういえば
俺のことばっかり話してた。
そちらさんの名前は…?」

もう…
教室聞いただけなのに…

「私は凛。
東京から転校して来た」

「まぢかよー!!
俺昔東京住んでたー!!
そこで俺のとなりに住んでた奴がさ
またまた面白いやつでさ…」

はいはいはいはいはい!!!!!

「あの!!!!!!!!!!」

「どうしたの?トイレ?」

トイレって…
私をなんだと思ってんの?

「教室の場所…」

「あっっっ!!
ごめんね?何処のクラス?」

「2-A」

「まぢかよーーーー!!
同じクラスじゃん!!」

えっっっ…。
複雑だよ…

「じゃあ一緒に行くぞ~!!」

早く行こうよ。

「………………」

何で黙ってんの?

「オー!!は?」

はい?

「いくぞ~!って入ったら
オー!!が基本だよ。
東京で何勉強してきたんだよ~」

いやいやいや。
そんな勉強ないから。

「じゃあいくよ!!」

「いくぞーーーーーーー!!」

「おー……。」

はああああああ。
疲れるね、この子。

まあ教室連れて行ってもらえるから
文句は言えないけどね…。




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