部活内恋愛‐部恋。‐

・二人きり Part.2




『家、どっち?』


北山くんは尋ねた。



「えっ、
 送らなくていいよ!?
 ここから少し
 距離あるし……。

 北山くんこそ、
 家どっち??」


『もう遅いだろ?
 この時間だったら
 バスも少ないし……

 今日は送るから。

 で。方向どっち?』



「けど……」と
言いかけると、
北山くんは私を
ジッと見て、
反論できないようなオーラを
出していて……。



「お言葉に甘えて……
 送ってもらいます!」


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