部活内恋愛‐部恋。‐
私はパタパタと
スリッパの音をさせながら
北山くんの元へ……。
『ねぇ』
北山くんは
内緒話のように
小言で話し出した。
私は北山くんの声が
聞き取れるくらいに
北山くんに近付いた。
『お前こっから
離れんなよ??
何話せばいいか
全然分かんねえじゃん。』
「…ごめんごめん(笑)
なんかすごい展開に
なっちゃって……(汗)
時間大丈夫なの?」
『時間は平気。
長川の父さんとか
帰ってこられたら
まじでどうしよ……;』