部活内恋愛‐部恋。‐



『ちょうどいい時間だな。
 電車乗ろうでっ。』

北山くんはそう言って
電車に向かう。



『お前っ!
 そんな
 シラけてんなって!』


健ちゃんは北山くんを
追いかけて、
私は2人の後ろ姿を見ながら
少し微笑む。



2人の後ろ姿は
改めて男の子なんだ
って思わせるように
すごくたくましいんだ。



北山くんをからかうように
くっついて歩く健ちゃん、

それをうっとうしそうに
突き放す北山くん。



< 174 / 313 >

この作品をシェア

pagetop