部活内恋愛‐部恋。‐
溢れて止まらない涙
だったけど、
北山くんに抱き寄せられると
自然に涙が落ち着いて
ホッとしたんだ。
そばに北山くんがいると
落ち着いて泣きやんで
しまうなんて、
あたしは何だか
小さな子どもみたいだ。
だけど、
私の中で北山くんは
いつの間にか本当に
大事な存在になっていたんだ
と思わせた。
お互い気持ちが
一緒だって分かると
尚更 北山くんが
愛しく感じた。
私の背中を
手の平でゆっくりと
リズムを刻む北山くんは
ちゃんと泣きやむように
私を優しく包んでくれた。