部活内恋愛‐部恋。‐


そんなある日。

健ちゃんと
サッカー部の話になった。


マネージャーを断念した私は
健ちゃんの話に釘付けだ。


―――…


『やっぱ名門だし、
 練習はすごい厳しいよ。

 ――…けど。
 先輩も監督も
 練習と日常に
 ケジメつけてて。
 厳しい部活が終わると、
 人変わるみたいに
 みんな面白くってさ!

 楓高に入学して
 よかったよ、ホント。』


健ちゃんは本当に嬉しそうで、
マネージャー断念したことを
やっぱり後悔――…。


マネージャーになってたら
いま以上に毎日が
充実してただろうなぁ~…。



「実はあたしも部活見学
 行ったんだよー?

 でも
 マネ(マネージャー)希望者
 多くってやめたんだ。」


それを聞いて健ちゃんは
目を丸くして私に言った。


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