my sweet love 〜extra〜



ガラッ

「悠ー大丈夫か」


そう言いつつ入ってきた龍の手には点滴


「それ…するの?」

「あぁ熱が下がらないからね
発作も出やすくなっちゃうし
あ、マスク外しちゃダメ」

「話しづらいんだもん」


「頭痛くなっちゃってたのはね
体に酸素が足りなかったからなの
高熱だし発作が出るかもしれないから
酸素マスクしておいて?」


「わかったー」


「あ、それと2、3日入院ね
具合が落ち着いてきたら退院できるから
退院の状態によっては
まだ花火も捨ててないよって」

「え、、、ほんと?」

「あぁでも智かなり心配してるから
智がちょっとって思ったら
難しいけどね」


「うん……うんわかった」


「まぁ薬入れてるし
安静に寝てご飯食べてくれれば
しっかりよくなるから!」


「はーい」



点滴を変えてから龍はまた来ると行って
出て行った


その姿を捉えた後に
私の瞼は重くなりそれに従うように
私は眠りについた



< 108 / 221 >

この作品をシェア

pagetop