my sweet love 〜extra〜



しばらく食べ続けたけど…

「智…」

「ん?よくたべたね
気分悪くなっちゃった?」

「んーん…」

せっかく作ってくれて美味しいのに
全然思うように食べられなくて
申し訳なくて涙がこぼれてきた…


「どうした?なんで泣くの?」


うつむいた私の涙に気づいて
すぐに隣に来てくれる智の優しさが身に染みる


「ゆーう?どうした?
気分悪い?」


「んーん」

「ならよかった
たくさん食べてくれたから
気持ち悪くなっちゃったかと思った
全然たくさん食べれてるよありがとう
だから泣かなくていいんだよ?」


「うぅ…ごめんね……」

「大丈夫だよ
花火大会も近いしずっと焦ってたもんね
心配しなくて大丈夫
たくさん頑張ったからきちんとよくなってるよ
それに俺はね
もし思うように具合よくならなくても
うちのベランダで二人で見るのもいいかなって
思ってたんだよ
六人ではまたいつでも行けるしね
みんなだって
悠に無理してほしいわけじゃないから
でも間に合いそうでよかったじゃん?」


そういって頭を撫でてくれる智に
安心した


「ありがとう」

「んーん」

「智のご飯冷めちゃう…」

「あ、ほんと笑
続きは悠の隣で食べよっと」





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