my sweet love 〜extra〜


目が覚めて目に入ったのは点滴


それを辿ると自分の腕


あれ…俺なんで…?


そう思いつつ体を起こすと
若干のふらつきを感じた




…あ、さっき倒れたんだっけ
やばいな智怒ってるかな


そう考えていたらガラッと空いたカーテン

その向こうにはしかめっ面の智

「無理すんなって龍にも言われたんだろ?
まったく…まじで驚いたんだからな」


「わりぃ…」

「熱は8度5分上がってきてる
倒れてからまだ1時間も経ってないよ
もう今日は仕事しないで帰れ
龍が早くきてくれるから家まで送られて。」


「迷惑かけた…ごめんな
大人しく帰るよ
でも1人で帰れるから大丈夫」


「さっき倒れた奴に運転なんてさせません
食べてないのと疲れで貧血出てるから
今は点滴で良くなってると思うけど
明日オフだろ?家で飯食ってゆっくり休め」


「わかったサンキュー」




ガラッ
「おはよう大丈夫か?」


「龍朝から悪いごめんな」

「全然いいけど無理すんなって
あんだけ言ったのに」

「反省してます…」


「まぁ説教はこれくらいにしとく
とにかく点滴もちょうど終わったみたいだし
はやく帰るぞ
あ。ちなみに
仕事は一切持って帰らせないからな」


「え、まじかよ…
いや、仕方ないよな。ありがと」





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