my sweet love 〜extra〜
「あれ…柚?」
ポンポンと肩を叩かれて
目を開けると龍がいる…
「おはよう柚
熱少し下がったね?
これ、気持ち悪かった?」
「あ、…おはよぅ」
「うんおはよう
ちょっと聴診させてね」
ぼーっとする頭で状況が理解できない
何してたんだっけ…
検温して…ウトウトしてて…
「ぁ…」
「音聞いてるからちょっと待って
よし。とりあえず大丈夫そうだね
柚どうした?何かいいかけてたけど」
「これ、外してごめん」
「苦しくない?」
「うん」
「それなら良かった
でも今日もつけてて欲しいな
なんで取っちゃった?」
「ウトウトしてて…
気がついたら取ってたみたい…」
「ふふっ怒んないよ。
そんな小さい声で言わなくても大丈夫
苦しくないならいいんだ
無意識に取っちゃうくらい嫌だったのかな…
いつもマスクで、チューブ慣れてないもんね
吐き気も無いみたいだし
一旦マスクに戻そう
それでも嫌だったら少し考えるからさ」
「ありがとう」
そう言ってくれて
すぐにマスクに変えてくれて
私はそのままウトウトし続けて
気づくとぐっすり眠っていた