my sweet love 〜extra〜



ガラッ

「あれ柚
大丈夫か?苦しくなっちゃった?」


「少し…ね、
でも大丈夫」


「しばらくそのまま
ゆっくり呼吸続けよっか
マスク外してたくさん話したの
久しぶりだったもんね」





その言葉に従って自分のペースで
呼吸を続けてると
だんだん落ち着いてくるのがわかる



「だいぶ落ち着いてきたね
苦しかったねごめんね」


「ううん」

体力を使ったからか
全身が重くなった感じがするし
じわじわと熱が上がってる気がする…



「龍…」


「ん?」


「ちょっと…しん、どい…」


「しんどい?ちょっと触るよ
熱上がってきてるね
計らせてね」



熱を測ってる間も
龍は私が安心するように
声をかけ続けてくれる




「8度超えちゃってる
辛いね。ベッド下がるよ
怠そうだけど、怠い以外にどう?」


「それだけ…」


「うん分かった
薬入れよう。看護師さん呼ぶからね
体楽にしていいよ」




看護師さんを呼んでくるまでの間
少し聴診をされて
看護師さんがきたら直ぐに
薬を入れてくれた






< 197 / 221 >

この作品をシェア

pagetop