my sweet love 〜extra〜
何かが手に触れた感覚で
うたた寝から目が覚めた
手を見てから覇瑠を見ると
ゆっくりと目を開けたところだった
「覇瑠?わかる?」
「…そぅ……?」
「ふぅ…よかった……
いま龍呼ぶからね」
ナースコールで龍を呼んでもらい
その間に俺は体温を計った
体温計が音を立てるのと同じくらいで
病室の扉も音を立てた
「荘」
「お、龍
今熱計ったら7度5分だった」
「だいぶ下がったな
はる?気分は?」
「ん…だいじょぶ」
「いたいところある?」
「ぁ…たま」
「熱が下がり切れば
すぐ良くなるからね。
今はゆっくり休んで」