my sweet love 〜extra〜



荘に無理やり挟ませた体温計は
暫くしてから
37度7分を叩き出した


「荘だめだ。俺が変わるから
今日は覇瑠とやすめ」

「大丈夫だよこのくらい
龍に二連勤で当直させらんない」


「体調不良に寝不足。熱もある
これでぶっ倒れたらこまる」



「大丈夫だって」


「とりあえず午前は他の先生にまかせる
午前は俺も寝る
で、午後から俺が当直ではいる
それならいいだろ?」



「大丈夫だから…ほんとに」


「だめだって
お前は休めばすぐ治るんだから。
これ以上覇瑠に負担かけんな」

ふと視界にはいった覇瑠の顔色は
驚くほど青かった



「わりぃ…」

「覇瑠?大丈夫か?」


「ん…」


苦しそうな覇瑠に吸入をして
抱えたまま
どうにか荘も落ち着けて
さんにんで柚の待つ家に帰った






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