my sweet love 〜extra〜


あれから30分
まだまだ起きないと思って書斎にいた俺は
突然の大きな物音にただただ驚いた


なにかが割れたような音がして
急いでリビングに向かった



リビングに入って
ふと横のキッチンに目をやると
座り込んだ悠と割れたグラスが目に入った



「悠!大丈夫か?」


「ご…めん」


「怪我してない?ちょっと向こういこ?」


「…ん…た、ぶん
みず飲もうと…したけど」


「俺いなかったからごめんね」

立てそうにない悠を抱きかかえて
ゆっくりとソファにおろした


「俺ちょっと片してくるから
ここで休んでて?」


「ぁ、りがと」


すぐにキッチンで
割れたグラスの破片を集めたけど
集めてたら血がついてる破片があって
俺は片付けも未だなまま悠の元に駆け寄った



「悠!どっか切れてるよね?
どこが痛い?」


「…ん?」


「破片に血がついてた
気づいてないかな?どっか切れてるよ
ちょっとみせてね」






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