my sweet love 〜extra〜
「ゆ…ゆ……ゆう…」
…ん?智?
声でそう思いつつ
重い瞼を開けるのは一苦労で
一瞬開きかけた目も直ぐに閉じた
「ふふっ悠ー
起きて?」
やっとの思いで目を開けると
笑顔の智がいた
「起きたね笑
白目むいてたよ笑
気分はどう?吸入使ってたけど発作起きた?」
「ゔん…ゲホッ」
「どうしたその声…口開けて?」
智が驚くとおり私も驚いた
声がカスカスな上にガラガラ…
「かなり咳した?真っ赤になってる」
「止まんなくて…吸入ダメで
途中で切れるし」
「そうだったのか
ここに替えおいとけばよかった
苦しい思いしたよなごめんな
あとでトローチ持ってくるな
まだ今日何にも食べてないから
何か食べて欲しいんだけど…」
「んーゲホッ…ぅん」
「リビングいこっか」