my sweet love 〜extra〜
リビングに来たはいいものの
喉が痛すぎて何にも通る気がしない…
ゲホッゲホッ……ゲホッ…
それに加えて出てくる咳
「大丈夫か?喘息ぽい?」
キッチンから心配の声が飛んでくる
「ゲホッ…んーん」
「さきにトローチ舐めるか」
そう言って渡されたトローチを舐めていても
咳は止まらず…
どんどん喘息の咳に変わってきた
あれ?って思ったらもう遅くて
前のめりになっていた
「悠ゆっくり我慢しないで
吸入しよ」
智がきて安心して更に苦しくなって
ソファからずり落ちて
もう自分で自分を支えられなくて
智に後ろから抱きしめられる形になった
「ゆっくりでいいから吸って」
そう言われても頭はパニックで
続く咳に呼吸すらままならない
「悠大丈夫だから落ち着いて」
更に苦しくて涙も出てきて地獄…
「悠呼吸して吸ってちゃんと
もっと苦しくなるから」