my sweet love 〜extra〜



夜目が覚めると
軽くなった息苦しさと引き換えに
体が熱い


そのままぼーっとしてると
扉が開いて光が漏れた


「とも?」

「あ、悠おきた?荘だよ
気分は?」


「苦しいのは減ったよ
でも……」

「ん?あ、顔赤いね
熱ありそう?」


「…ぅん」

「そっかそっか
そんな落ち込まないの
苦しいの減ったのはよかったね
多分喉の炎症からきてるから
薬飲んでゆっくりしよう
頭痛いとかある?」



「んーんそれは大丈夫」


「そっかじゃあ冷えピタ持ってくるね」






「ちょっと冷たいよ
はいおっけい
そしたら熱測れる?」


「ん」




「んー8度ね
なんか食べれそ?」


「いらなぃ…」

「喉痛いから食べたくない?」


「ん…」


「うーん食べないのは良くないから
一回食べてみよう
さしたら薬飲んでも気持ち悪くならないし」



そういって荘は
リビングに消えた





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